こんにちは!
迷子の大人です(*^^*)
年の瀬&怪我でバタバタしており、ちょっと日数が空いてしまいました(^_^;)
『マトリックス・レザレクションズ』が公開となりましたね。
今作は、兄弟(今は姉妹)ではなく、1人で監督をしているのですね。
というわけで、今日は、そのマトリックスに関連した映画をご紹介します。
ウォシャウスキー兄弟(当時)の初監督作品、『バウンド』です。
個人的には、マトリックスよりもこちらの作品が好きなんですよね。
『バウンド』の概要とあらすじ
5年の刑期を終えて出所し、マフィアのビアンキーニ一家の下で働くことになった泥棒のコーキー。
彼女はシーザーの情婦ヴァイオレットと知り合い恋に落ちる。
ヴァイオレットはコーキーに、組織の金二百万ドルを奪い、ビアンキーニの息子のせいにして逃亡しようと持ちかけた。
二人はまんまと金を奪うことに成功するのだが……。
ウォシャウスキー兄弟がスタイリッシュに描き上げた新感覚のフィルム・ノワール。
この作品は、マトリックスの制作に向けたプレゼンテーション(実力の証明としてスポンサーに提示する映像)も兼ねていました。
バウンド(trailer)
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LGBTが云々なんて説明の必要なし
『性的マイノリティの主人公を』だの『LGBTの出番をもっと増やすべき』だの、なにかと大変なことになっているエンターテインメントの世界。
この映画、そのお望みの作品ですけど、ちゃんと映画見てます?
って言いたくなるわけです。個人的には。
コーキーを演じたジーナ・ガーション、ヴァイオレットを演じたジェニファー・ティリーが体を張ってレズビアンを演じてますよ。
これ、いつの作品だと思います?
1996年ですよ。昔から、こういう作品はちゃんと存在しています。
しかも、作品の質の高さなら、下手なメジャー作品よりずっと上ですね。
おそらく低予算で作られたこの映画。
脚本と映像に散りばめられた、いろんな小物や伏線、そして、女優2人の演技で、本当に面白い映画に仕上がっていました。
バウンドの見所
この作品、コーキーを演じたジーナ・ガーションのカッコ良さが何かと話題になりました。
確かにジーナ・ガーションはカッコイイです。
それはもちろん見どころのひとつ。
他には、いくつか出てくる小物が物語の伏線になっていたり、後半に進むに連れて増していくスピード感だったり。
低予算でも、脚本とアイデアでここまで面白くなるんだなあと感動すら覚える作品でしたね。
コーキーとヴァイオレットをレズビアンの関係に設定したのも、なかなか良かったんじゃないかなと個人的には思ってます。
で、私の独断で考えた最大の見所は、ヴァイオレットを演じたジェニファー・ティリーですね!
ただの頭の弱そうな娼婦かと思いきや、実は色んな意味でリードしているのは、ヴァイオレットなんですよねー。
これは、よーく見てるとわかりますよ。
で、これはね、ジェニファー・ティリーの演技力と存在感があってこその役
なんですよね。
見た目や喋り方も独特で、『The オンナ!』みたいな雰囲気だけど、それでも、強烈な印象を残すのです。
最初とラストでは、雰囲気も変わってきます。
なので、私はジーナ・ガーションよりもジェニファー・ティリーのほうに注目して欲しいなと思いますね(*^^*)
実際、彼女は、アカデミー賞助演女優賞にもノミネートされた事がある実力派なのです。
まとめ
改めて、この作品を観ると、『LGBTの出番を〜』とか、どうでもいいなと思いますよ。
作品の内容がよければ、そこは問題じゃないんですよね。
あと役者の演技。
映画って、創作物ですよね。
それを現実とごちゃ混ぜにしてしまうのは、どうかなと思います。
せっかく製作された映画なんだから、楽しみましょう(*^^*)